女性のための、女性によるカウンセリングです。
伝統的なカウンセリングとは違い、「女性の生き難さは個人の問題ではなく、社会の問題である」というフェミニズムの視点をもって、それぞれの女性の問題解決をサポートします。また、個人カウンセリングの他にCR(意識覚醒グループ)、SET(自己尊重トレーニング)、AT(アサーティブネストレーニング)など、女性のエンパワメントのためのグループワークにも力を入れています。
「女性への暴力」は人権侵害であり、犯罪であることをあきらかにしたのは、当事者である女性たち自身です。フェミニストカウンセリングは、社会的に関心がもたれるずっと以前から、セクシュアルハラスメント、ドメスティックバイオレンス(DV)、性虐待、性暴力などの「女性への暴力」の存在を明らかにし、社会に問題提起し、その解決のために様々な取り組みをし続けています。そして、被害当事者と共に歩む中から、回復の道筋について学び、理論化し、よりよいサポートのために研鑽を積んできました。
「女性への暴力」の被害当事者をサポートするには、フェミニストカウンセリングの視点と理論が不可欠です。