解決のために出来ること。些細なことでもいい、私が出来ること。
今日は4月1日、「いよいよ今日からだ・・・」
新年度、世間ではいろいろ変わるものがある。値上げ、制度、環境・・・・いろいろあるだろうが、やっぱり私は、「共同親権」に意識が向く。今日から施行されるのだから。
2年前の5月17日、参議院本会議で可決され家族法が改正された。「断固反対!」の声も虚しく可決された。共同親権になった理由に、「離婚後も親であることに変わりない」「協力した子育てができる」「諸外国が共同親権を導入している」などがある。
それはそうかもしれないけれど、そこにはDVの危険性が軽視されている。対等な関係で協議離婚した夫婦なら、離婚後の子育てに法を介さなくても話し合いで解決できるだろう。しかし、暴力とコントロールで抑圧されてきたDV関係の二人が、離婚後に安心安全な関係で協同の子育てが出来ると思えない。支配関係の継続にほかならない。共同親権そのものがDV被害者への暴力であり、子どもの安心・安全を脅かす。
子どもの最善の利益を守ることは子どもの権利条約第3条に明記されている。
親権は子どもの最善の利益のために行使するもので、親が子どもを思うように出来る権利ではない。
(もちろん)DVは共同親権の対象ではない。しかし、DV加害者は暴力の自覚が乏しい。暴力は軽視され、無かったことになることも稀ではない。そこにDVの大きな落とし穴がある。
まだまだ多くの人が共同親権について無理解だと思う。表面的なメリットだけを取り上げて、共同親権に賛同している人もいると思う。だからこそ、「そうじゃない!」と声をあげ続けることに意味がある。現実や問題性を知らない人たちに、正しいことを伝えることは、問題性を知っている私たちの役目だと思う。Personal is political (個人的なことは政治的なこと) 人々の意識が法を変える第一歩になる。フェミカンの重要な役目だと思う。
私はカウセリングの中で、相談者(クライエント)に問題解決を考えてもらうことがある。
「解決のためにあなたが出来ることは何ですか?些細なことでもいいです。何が出来ますか?」
それは、本当に小さなことでもいい、変える意識をもって行動することが、次の変化に繋がるからだ。
同じ問いを自分に投げかけてみた。共同親権になった現実は早々、変えられるものではない。その現実の中で、DVの被害者支援をしている私として、どんな関わりが出来るだろうか・・・
知識情報の提供、心理教育、資源へのつなぎ等々・・・他にもあるかもしれない。考えていきたい。
※この記事は、学会、フェミニストカウンセラー協会、フェミニストカウンセリング・アドヴォケイタ―協会が持ち回りで投稿しています。

