『離婚後共同親権制度』が今年の4月から導入されます
2024年5月17日に改正民法が成立し、今から半月後の2026年4月から離婚後共同親権制度が導入されます。皆さんは、『五月の雨』という映画をご存じですか。ご覧になった方もあるかと思います。
この映画は、離婚後の共同親権導入後の未来の社会をドラマで描いたもので、これまでに実際に離婚後に起きた事件やDV被害当事者の声に加え、民法改正の国会審議の様子や弁護士への取材などを交えて、離婚後の共同親権の問題点を読み解いています。詳細については作品の内容に触れるため控えますが、離婚した両親と子どもをめぐる日常を通して、共同親権制度と現実の間の葛藤を描いています。子どもに関する決定に両親の関与が求められる制度の中で、制度の理想と現実の間にある難しさが表面化します。
この映画は「ちょっと待って共同親権ネットワーク」がクラウドファンディングで資金を集め、DV被害当事者が中心となって企画・制作した映画で、2025年10月の完成後、各地で自主上映会が開催されています。
富山では、民間団体や個人の14名で実行委員会を立ち上げ、共同親権制度導入前に上映会をしようと考えました。
3月14日の富山上映会では、30名を超えての参加がありました。弁護士、市町村の相談員・職員の参加あり、今後の連携の期待ができました。上映会後に、自由参加の「語りあい(ふりかえり)」の時間を設けました。小グループでの語りあいは、CR形式で行いました。
さらに、「一言感想」を付箋に書いてもらい、模造紙に貼り、「映画『五月の雨』を観て」と題した掲示物を、16日の高岡上映会、17日の富山市五福上映会の会場をリレー形式で巡回します。
これまでの支配ー被支配の関係はジェンダー不平等の下に形成され、さらにその上に共同親権制度が重なることが懸念されます。共同親権制度の運用を注視したいと思います。
※この記事は、学会、フェミニストカウンセラー協会、フェミニストカウンセリング・アドヴォケイタ―協会が持ち回りで投稿しています。

