3.8京都で30年ぶりに女+フェスティバル

 昨年3月に「2026年3月8日の国際女性デーに京都で女のフェスティバルをやりたいと思うのだけど実行委員に参加しませんか?」というお誘いをいただいた。「女のフェスティバルって…。そう言えば、昔参加したことがあったなあ」とうっすら記憶はあった。1985年〜1995年まで10年間開催されていたイベントを30年ぶりに復活させようということらしい。声をかけてくれた方にはいろいろお世話になっていたので「いいですね。参加しますよ!」と気軽に参加することにした。
女のフェスティバルを開催していた当時は、京都にあった「ウィメンズブックストア松香堂」が京都だけでなく全国で活動していたたくさんの女性のグループ・団体のネットワークをつなぐ役割を担われていた。当時のプログラムを見ると実に多彩な団体が分科会・ワークショップを実施し、バザー的な販売も行っていた。今回、いきなりそこまでのことはできないので、午前中にウトロ能楽隊のパフォーマンスとシンポジウムを行い、午後は4つの分科会を開くことになった。
このフェスティバルは、過去の女のフェスティバルに関わってきた世代がその時代を知らない世代に「自分たちはこういうことを考えてこんなことをしてきたんだよ」と伝える意義もあるのではないかと感じている。実行委員会の会議では以前の資料も共有されたりする。すると1995年3月に行われた10回目(最後)のプログラムでは、分科会の一つに「アサーティブネス・トレーニング入門」という企画があり、主催に「フェミニストカウンセリング“京都”」という名前があるではないか。ウィメンズカウンセリング京都(WCK)の開設が1995年9月だからその半年前のことで、おそらく仮称を使って活動していたのだろう。女のフェスティバルの10年間の記録をまとめた冊子には写真も掲載されていて、WCKスタッフの何人かの様子も写っていて、なつかしいと思った。
 今回のフェスティバルでは、私は「自分を大切に 自分を守るために 言いたいことを言おう」という分科会を企画し、30年前と同じようにATを紹介する予定である。ただ、それだけではなくトランジェンダーの当事者である吉野靫さんが「トランスジェンダーにとっての身体」というテーマで問題提起してくださったり、ヨガ体験の講師もしてくれることになっていて、今から楽しみにしている。グループワークもする予定なのでよかったら参加していただきたい。
 当日配布する冊子には実行委員の自己紹介を掲載している。それを書いているうちに、自分は伝統的な性別役割意識の強い田舎から出て来て、個性的で自己主張的な女性の先輩たちに出会い、女性同士で活動することに居心地のよさを感じて、ずっと活動を続けてこれたんだなあということを振り返ることができた。このフェスティバルが若い女性たちにそんな感覚を少しでも感じてもらえる場になるといいのになあと思っている。
 午前のシンポジウムでは「82年生まれ、キム・ジヨン」をはじめ、数々の韓国文学の話題作の翻訳を手がける斎藤真理子さんのトークもある。身近でも「斉藤さんのファンなので参加したい!」という声も聞いている。申し込みの締め切りは当初2月28日だったが3月7日ギリギリまで延長されている。当日参加も受け付けている。参加できる方は3月8日ウィングス京都でお会いましょう!

※以下のpeatixからお申し込みください
https://260308opf.peatix.com/

※この記事は、学会、フェミニストカウンセラー協会、フェミニストカウンセリング・アドヴォケイタ―協会が持ち回りで投稿しています。