コロナ禍で迎える二度目の新年

新年あけましておめでとうございます。コロナ禍で迎える二度目のお正月、ためらいつつの新年のご挨拶です。昨年は日本フェミニストカウンセリング学会の活動へのご協力ありがとうございました。今年もよろしくお願いいたします。

落ち着いたかに見えた新型コロナの流行でしたが、オミクロンという聞きなれない名前の変異株の登場で、再び、予断を許さない状況になりつつあります。昨年は全面オンラインの全国大会開催、教育訓練の全面オンラインへの方針変更など、新型コロナの影響をもろに受けた一年でした。日本フェミニストカウンセリング学会がオンラインを使いこなせるようになった一年でもあったのですが、今年はどうするかを理事会で話し合いました。対面で計画した企画を開催直前に実行するか否か判断するというのは結構な負担ですし、対面での計画を途中でオンラインに変更するロスもバカにならないということで、今年もオンライン中心の活動になりそうです。

欧米では猛烈な勢いで感染者が増え社会の機能維持も危ういというニュースが届く一方、国内では、8月の小田急線無差別刺傷事件、10月の京王線刺傷事件、そして12月17日大阪の心療内科放火事件、12月21日には3名(内2名は再審請求中)の死刑執行・・と何とも暴力的なニュースが続きました。新年の挨拶に続けて、気が重くなるようなことを書き連ねましたが、2022年は、こうした暴力や人権侵害、不幸のない年にと強く願います。ェミニストカウンセリングがフェミニストカウンセリングが掲げる「反差別」「反暴力」「反性差別」「平等」「平和」が危機に瀕しているかもしれない今、会員の皆様それぞれの活動の積み重ねがより確かで力強いものとなりますように、また皆さまにとって実り多い、豊かな一年となりますように、新年を迎えるにあたって、理事一同、心からお祈り申し上げます。

※この記事は、学会、フェミニストカウンセラー協会、フェミニストカウンセリング・アドヴォケイタ―協会が持ち回りで投稿しています。